ブリスヴィラ歳時記 波佐見に住まう - 2020 台風の季節 -

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史上最強クラスの台風の襲来が予告された朝、「まだ大丈夫」と思い、散歩に出ました

その日の朝焼けは、いつにも増して燃えるような赤さでした

いやはや、この太陽が沈むころにはどんな夜になるのだろうか・・

と思いながら、歩みを早めました


台風9号が暑さを運び去り、幾分、熱帯夜から解放されたのは、ついこの前の事

間を置かずして、台風10号がやってくるという、今年は長崎にとって、台風の当たり年のようです

そのスケールの大きさに、前々から警戒情報が多く出され、波佐見の人々は、その備えに余念がありませんでした

私も、部屋の窓にテープを張り巡らせ、さながら部屋は戦時中の爆撃に備える様相

情報が予めもたらされるというのに、現代の最新技術をもってしても、固唾をのんで待ち受けるしかない人間の弱さを思い知らされます


20200908-3.jpg生きた心地がしない夜を明かし

台風が過ぎ去ったあとの田んぼを見に行きました

早朝の空は、青く澄み渡り、明けの明星が東の空に輝きます

一方向になびいて今ここにある稲の姿、あれほどの強風に耐え抜いたのだなあと、感無量に・・

実りの秋は、喜びと同時にハラハラし、ただひたすら祈る時・・それは今も変わらないことです

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2020.9.8 KANZAアドバイザー 中西 智子